最高賞を受けた「大きなチーズ」を手にする斉藤工場長(左)と一般販売している商品を持つ万谷社長=26日、木曽町

最高賞を受けた「大きなチーズ」を手にする斉藤工場長(左)と一般販売している商品を持つ万谷社長=26日、木曽町

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国産チーズの最高賞 木曽・開田高原のエイチ・アイ・エフ

信濃毎日新聞(2015年11月27日)

 チーズやアイスクリーム、ヨーグルトの製造・販売を手掛けるエイチ・アイ・エフ(木曽郡木曽町開田高原)のカマンベールチーズが、国産チーズの品評会「第10回ALLJAPANナチュラルチーズコンテスト」で最高賞に当たる農林水産大臣賞に選ばれた。

 コンテストは全国農協中央会や全国酪農業協同組合連合会などでつくる中央酪農会議が隔年で開催。全国66社が148品目を出品し、23、24日に都内で1〜3次と最終の審査会があり、エイチ・アイ・エフが出品した白カビタイプで業務用の「大きなチーズ」が農水大臣賞となった。

 コンテストの事務局(東京)によると、同社のカマンベールチーズは「断面のつやといい、組織の深さといい、レストランで見栄えがする。ワインとのバランスも取れた味わい深いチーズ」と評価された。

 エイチ・アイ・エフは1999年に設立。チーズ作りは2001年から続け、地元産の牛乳だけを使っている。同じコンテストでは09年にも2品目が入賞。今回のチーズは茅野市、松本市のレストラン3店舗で出しており、家庭用の小さな商品もある。

 当日、会場を訪れた斉藤信博工場長は「いいチーズを作るための勉強の意味で毎回出品しており、結果に驚いている。受賞を生かして開田高原をアピールしたい」と話し、万谷宏社長は「本当にうれしい。従業員の努力のおかげ」と喜んでいる。

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