上田市の千曲川で見つかった今年3匹目のサケを回収する上小漁協の職員

上田市の千曲川で見つかった今年3匹目のサケを回収する上小漁協の職員

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上田の千曲川にまたまたサケ 1週間に3匹

信濃毎日新聞(2015年11月29日)

 上田市小泉の千曲川で28日午前6時ごろ、アユ漁用の仕掛け「やな」にサケが掛かっているのが見つかった。25、27日にも同じやなでサケが見つかっており、今年3匹目。上小漁業協同組合(上田市)が発足した1949(昭和24)年以降、1年に複数のサケが確認されたことはなく、やなの見回りをしている石井寿(ひさし)さん(78)=上田市小泉=は「1週間に3匹はすごい」と驚いていた。

 サケは体長73センチ、体重3・1キロの雄で既に死んでいた。サケが見つかったやなの上流約1キロで千曲川に合流する浦野川では、2012年3月からNPO法人「新潟水辺の会」(新潟市)がサケの稚魚放流を始めている。やなを所有する石井孝二さん(55)=同市小泉=は「もっと多くのサケが上っている可能性がある。サケが自然に卵を産める環境づくりを皆で考えていく必要がある」と話している。

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