「六文銭風呂」の湯加減を確かめる式典参加者。奥側が「奥方風呂」

「六文銭風呂」の湯加減を確かめる式典参加者。奥側が「奥方風呂」

長野県 上田・小諸 温泉

真田家「六文銭」あしらい陶器風呂 別所温泉・あいそめの湯

信濃毎日新聞(2015年11月30日)

 上田市別所温泉の市営日帰り温泉施設「あいそめの湯」で、地元ゆかりの戦国大名・真田氏の家紋「六文銭」などをデザインした陶器風呂が完成し、29日に記念式典があった。来年のNHK大河ドラマ「真田丸」放送を見据え、誘客の話題作りにしようと市が整備した。

 陶器風呂は、信楽焼で内径110センチの大きさ。男性用、女性用それぞれの露天風呂のスペースに二つずつ整備した。

 各陶器風呂に名前が付いており、女性用は六文銭が付いた「六文銭風呂」と、青い波をデザインした「奥方風呂」、男性用は六文銭が付き、どっしり感のある「真田三代風呂」と、岩壁を思わせる色彩の「十勇士風呂」。「六文銭風呂」と「真田三代風呂」のお湯の注ぎ口の上には、真田氏のかぶとをデザインした陶器も載っている。

 戦国武将・真田信繁(幸村)などに思いをはせながらゆっくり湯に漬かってもらおうと滋賀県甲賀市の業者に依頼して作った。式典で母袋創一市長が「別所温泉へのさらなる誘客につながることに期待したい」とあいさつした。

 「あいそめの湯」は2008年5月に開館。市から指定管理を受けた別所温泉観光協会が運営する。竹内正光支配人は「保温性に優れ、体の芯まで温まります」と陶器風呂をPRしていた。

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