ずらりと並んだ川渡餅。従業員が一つずつパック詰めした=30日、上越市中央1

ずらりと並んだ川渡餅。従業員が一つずつパック詰めした=30日、上越市中央1

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謙信の心意気食べて感じて 川渡餅を販売 上越

新潟日報(2015年12月1日)

 戦国武将の上杉謙信ゆかりで無病息災を願って食べる「川渡(かわたり)餅」の販売が30日、上越市の菓子店で一斉に始まった。甘く、もっちりとした味わいを多くの人が楽しんだ。

 川渡餅は謙信が川中島合戦で犀川を渡る際、兵の士気を高めるため、餅を振る舞った故事にちなむとされる。直江津と高田の菓子組合加盟店の多くが毎年11月30日と12月1日、1個108円(税込み)で販売する。

 直江津駅近くの老舗菓子店「三野屋」は両日に合わせて約1万個を用意するという。たっぷりとあんこを使って餅を包み、一口大に仕上げる。30日は午前5時ごろから、従業員が餅のパック詰めなどの作業に追われた。

 三野屋の重原稔さん(43)は「昔ながらの餅を味わってもらい、地域の歴史や文化を感じてほしい」と話した。

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