井波彫刻協同組合青年部員が制作したサルの置物=木村彫刻工房

井波彫刻協同組合青年部員が制作したサルの置物=木村彫刻工房

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来年の置物でごザル、心を込め丁寧に 井波彫刻

北日本新聞(2015年12月3日)

 井波彫刻協同組合青年部のメンバーが南砺市井波地域の各工房で、来年のえと、サルをかたどった彫刻の置物作りに励んでいる。同市岩屋の木村彫刻工房では、青年部長の木村正和さん(40)がのみを振るっている。

 青年部は、井波彫刻を気軽に手元に置いて魅力を感じてもらおうと、毎年えとの置物を作っている。今年は部員14人が制作を進めており、12月中旬までに40個を完成させる予定。

 背中を丸めた愛嬌(あいきょう)のあるサルをクスノキを使い表現しており、高さは約13センチ。木村さんの工房には、ほかの部員が作った作品も集まってきている。デザインは統一されているが、作者によって表情が微妙に異なり、手彫りの味わい深さが出ている。

 木村さんは「手にした人の魔がサルよう、心を込めて丁寧に彫っている」と話す。

 1個8千円(税別)で販売する。木村さん、電話090(9448)0234。

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