御嶽山麓にある王滝村のスキー場「おんたけ2240」で4日、今シーズンの安全祈願祭があった。昨シーズンは噴火災害の影響で2月下旬から2カ月間しか営業できなかったが、今季は例年通りに戻る。レストランなどが入る施設に村や観光関係者ら約50人が集まり、無事を祈った=写真。
運営する御嶽リゾートの栗屋文則総支配人(61)は「期間は短くても昨シーズンに営業したこともあって、問い合わせがある。また来たいと思ってもらえるように努力したい」とあいさつ。王滝村の瀬戸普村長も「ここがにぎわって村の産業の再興につながることを期待している」と述べた。
当初は5日にオープンする予定だったが、雪不足で延期。12日までに営業を始める予定だ。入浴施設「ざぶん」を4季ぶりに復活させるほか、木曽川下流域の33市町の子どもに無料のリフト優待券を出す。王滝観光総合事務所が駐車場で、ラフティングボートをスノーモービルで引く「スノーラフティング」を本格導入することもあり、2013〜14年のシーズンを上回る7万人の利用を目指すという。