斜めに切った竹筒に、ろうそくを入れてともす行事「安曇野神竹灯(かみあかり)」が4日夜、長野県安曇野市穂高の穂高神社で始まった。境内に竹灯籠約8000本が並び、森の中の暗闇に温かな光が揺らいだ。
冬の安曇野に人を呼び込もうと、市内の9宿泊施設でつくる団体が始めて5年目。竹筒は大分県竹田市で開く同様の催しの後に譲り受けている。昨年より2000本増やし、光に厚みが出たという。今年は初めて都内からのツアーのバスが午後4時の点灯に合わせて訪れ、観光客も一緒に火を付けた。
訪れた人はしゃがんで明かりを見つめたり、写真に収めたりしていた。
6日まで毎日午後4時から8時ごろまで点灯する。雨や雪の日は中止。問い合わせは市観光情報センター(電話0263・82・9363)へ。