自転車を担いで坂道を駆け上がる選手

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悪路も高低差も乗り越え...激走「シクロクロス」 飯山で全日本選手権

信濃毎日新聞(2015年12月7日)

 飯山市の長峰運動公園で6日、自転車競技「シクロクロス」の国内最高峰の大会「全日本シクロクロス選手権大会」(日本自転車競技連盟)が開かれた。同大会が県内で開かれるのは7回目。前回は2008年に飯田市で開催した。全国のトップ選手が集まり、階段などの障害物が置かれた高低差のある特設コースを駆け抜けた。

 シクロクロスは、自転車競技選手の冬季の練習として始まった。大会は1周2・8キロのコースで、制限時間内に決められた周回数をどれだけ早くこなせるかを競った。コースのうち2・2キロは未舗装で、選手は急な坂や階段では自転車を担いで走った。泥地や砂地にタイヤをとられて転倒する選手も。コース脇にはピットが設けられ、泥などで走行できなくなった自転車を交換していた。

 5日には「JCXマスターズ選手権・信州シクロクロス飯山大会」があり、2日間で計約250人が出場した。会場では、自転車関連メーカーのほか、飯山市の「若者会議」をはじめとした地元団体も屋台を並べ、選手や観客にリンゴやコーヒー、地酒などを振る舞った。

 大会の誘致やコース設定に関わった元実業団選手の小林輝紀さん(47)=飯山市=は「大会が無事に終わり、ほっとした。これで終わりにせず、生涯スポーツとしての自転車文化を地域に広げていきたい」と話していた。

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