コンクールの出品作を試食する参加者ら

コンクールの出品作を試食する参加者ら

長野県 木曽路 特産

自慢のすんき、出来競う 木曽でコンクール

信濃毎日新聞(2015年12月10日)

 カブ菜を乳酸で発酵させる木曽地方伝統の漬物「すんき」の出来を競う「すんきコンクール」が9日、木曽町の県木曽合同庁舎で開かれた。昨年より5点多い48点が出品され、最高の「名人」には同町のNPO法人職員、古畑由紀子さん(59)が選ばれた。健康食品として注目を集めており、パネル討論では地域の産業振興につなげたいとの意見が出ていた。

 コンクールは、加工技術の向上や継承のために、有志でつくる「木曽すんき研究会」などが主催して22回目。自家用や販売用のすんきが出品され、同研究会員や商工関係者、県などの6人が酸味や食感、色などを審査した。

 30年ほど作っている古畑さんは3回目の出品。自身でカブ菜も育てており、「今年は暖かかったために難しかった。選ばれるとは思っていなかったのでびっくりしている」と話した。審査員長で研究会副会長の深沢衿子さん(60)=木祖村=は「食感の中にうま味があった」と評価した。

 パネル討論は、すんきの研究や生産などに関わる5人が意見交換。生産会社の代表社員松井淳一さん(60)=木曽町=は、人気が出て品薄になりがちなため、「すんき作りは木曽町の代表的な産業になり得る。一大産業にするために、さらに勉強をしていきたい」と発言した。

 名人に次ぐ「達人」には、木曽町の古市優美さん、稗田喜代子さん、王滝村の三浦稔さん、大桑村の「味処いなほ」の4人・グループが選ばれた。すんき入りのパンやおこわなどの試食会もあった。

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