伝統的な町家の趣を生かした外観

伝統的な町家の趣を生かした外観

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明治の薬局改修、町家の趣に快適性 坂井に宿泊施設完成

福井新聞(2015年12月12日)

 福井県坂井市などが同市三国町南本町3丁目の古民家を改修、整備してきたゲストハウス「詰所三國(つめしょみくに)」が完成し11日、報道陣向けに内覧会が開かれた。伝統的な町家の趣はそのままに、快適性を備えた宿泊施設に生まれ変わった。14日にオープンする。

 同市や一般社団法人三國會所が県の「ふるさと創造プロジェクト事業」を活用し2013年度から進めている、同市三国町旧市街地の町家の保存・活用を図る「三国湊町家活用プロジェクト」事業の一つ。米国出身の東洋文化研究家、アレックス・カー氏が監修し、明治中期ごろに建てられたとされる旧薬局を今年2月から改修。11月末に母屋部分が完成した。

 延べ床面積約150平方メートルの木造2階建てを、延べ床面積約80平方メートルで吹き抜けのリビングを設けた左棟客室「行雲(こううん)」(定員4人)と、同約70平方メートルの右棟客室「流水」(定員2人)に分割。ともに和室やキッチン、浴室、トイレ、ベッドルームなどを設けた。母屋奥の蔵は本年度末までに改修し、「流水」の離れとしてリビングなどを設ける予定。総事業費は蔵の改修を含め約5500万円。

 客室は、梁(はり)が見える古民家らしい造りを生かしつつ、間接照明やソファなどを配して落ち着いた空間に仕上げた。古民家に残されていた小道具や古看板、食器などはインテリアや壁飾りとして活用し、雰囲気を出した。

 同法人の大和久米登理事長は「プロジェクトで取り組んできた町並み景観の形成やにぎわい創出の象徴となり、多くの観光客の往来につながってくれれば」と話していた。

 同町の盆栽店「みくに園」が管理運営する。素泊まりのみで、1泊1人1万円から。年中無休。詳しい料金設定や予約はホームページ(tsumesyomikuni.jp)で。問い合わせは詰所三國=電話080(2964)9613。

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