1年の汚れをササで払う信者ら=13日、福井県坂井市三国町の成田山福井別院

1年の汚れをササで払う信者ら=13日、福井県坂井市三国町の成田山福井別院

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成田山福井別院で恒例すす払い 初詣客約20万人見込む

福井新聞(2015年12月14日)

 福井県坂井市三国町の成田山福井別院で13日、年末恒例の本堂すす払いが行われた。僧侶や信者らが1年間の汚れを払い、新年に備えた。

 成田山は毎年12月13日を「ご本尊お身拭(ぬぐ)いの日」と定め、本山や全国の各別院で一斉にすす払いを行っている。

 福井別院ではこの日、午前9時前から約20人が作業した。本堂では毎日護摩がたかれており、護摩壇や天井にすすがたまっている。僧侶らは本尊の顔を白い布で覆った後、布やほうきで、すすや汚れを丁寧に落とした。天井や本堂入り口の屋根は、信者らが先端にササの葉を取り付けた約6~7メートルの竹を使い、ほこりやクモの巣を取り除いた。

 本堂前の階段両脇には、根付きのマツを使った高さ約8メートルの大門松が設置され、竹や葉ボタン、赤い実を付けたナンテンなどで飾り付けられた。

 福井別院は、正月三が日で約20万人の初詣客を見込んでいる。

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