開店したレストランバーで談笑するコウバーンさん(右)とベイコンさん夫婦=15日午後5時半、白馬村

開店したレストランバーで談笑するコウバーンさん(右)とベイコンさん夫婦=15日午後5時半、白馬村

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地ビール目玉のレストランバー 白馬のベイコンさん夫婦

信濃毎日新聞(2015年12月16日)

 北安曇郡白馬村に住むオーストラリア人男性と日本人女性の夫婦が15日、レストランバー「HakubaBreweryPub(ハクバブリューワリーパブ)」を同村北城に開店した。店の隣にある製造所で造るクラフトビールを目玉にする予定で、月末にも提供し始める。英国でビール製造の経験を積んだ村内の同国人男性とビールの製造会社を昨年設立して準備を進めてきた。

 店を営むのは、ベイコン・ダニエルさん(42)と綾子さん(41)夫婦。貸別荘を営んでいた同村北城へ2007年に都内から移住した。英ケンブリッジ大で醸造を専門に学び、ビール製造会社にも勤務した経験があるコウバーン・ダニエルさん(37)と同村で知り合い、クラフトビールを製造、販売しようと考えた。

 コウバーンさんによると、ビール製造には原料の水が大切で、北アルプス山麓の地下水は条件が良いという。「自然に近いスタイルで造る」のがコウバーンさんのこだわりで、仕込み後の発酵に時間をかける。フルーティーな香りと深みのある味が際立つ仕上がりになるという。

 ベイコンさん夫婦は昨年から構想を練り始め、ホテルだった建物の1階部分を大規模改装して開店準備を進めた。11月に酒類の製造・販売の免許を取得。今はビールを発酵させる最後の工程だ。月末に完成次第、同店や村内のホテル、道の駅などで売る。

 ベイコンさんは「白馬を旅行で訪れる日本人、外国人、そして地元の人にも愛される店にしたい」と話している。年中無休。問い合わせは電話0261・85・2414へ。

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