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「真田十勇士館」核に交流スペース 上田市、16年3月開業目指す

信濃毎日新聞(2015年12月17日)

 上田市が市中心部の原町に整備する交流スペース「真田十勇士ガーデンプレイス」の概要が決まった。地元ゆかりの戦国武将・真田信繁(幸村)の家臣として小説などに登場する「真田十勇士」を紹介する施設を核に、来年3月のオープンを目指す。来年1月10日放送開始のNHK大河ドラマ「真田丸」効果で増加が見込まれる観光客を中心市街地に呼び込み、街のにぎわい創出につなげる狙いだ。

 建設場所は、池波正太郎真田太平記館駐車場として利用していた同市中央3の市有地約1800平方メートル。市商工課によると、真田十勇士をパネルや映像などで紹介する「真田十勇士館」をメーン施設として整備。近くに雨天時でも使えるステージデッキやイベント広場、これら施設を囲むように円形の歩道「真田市場サークル」などを設ける。事業費は約7900万円で、11月に建設工事に着手した。

 来年1月17日には上田城跡公園(二の丸)に大河ドラマの衣装やセットなどを展示する「信州上田真田丸大河ドラマ館」が開館する予定。幸村と並んで人気の高い真田十勇士を紹介する施設を整備することで、「ドラマ館を訪れた観光客に市街地を回遊してもらい、街なかでの買い物などを楽しんでもらう」(商工課)考えだ。

 交流スペースは完成後、上田商工会議所と第三セクター「まちづくり上田」に管理運営を委託する。真田十勇士館内では真田氏関連グッズや上田市の土産品などを販売する予定で、商品の納入希望業者や、販売業務を請け負う業者を25日まで募集する。問い合わせは「まちづくり上田」(電話0268・22・4500)へ。

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