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主要山域の積雪、例年の半分以下 県警が冬山情報

信濃毎日新聞(2015年12月18日)

 県警地域課は17日、登山者が増える年末年始(29日〜来年1月3日)を前に北アルプスなどの積雪状況を含む冬山情報を発表した。県内の主要山域の積雪は例年の半分以下だが、雪崩が起きやすい沢状の地形には入らないよう呼び掛けている。

 同課によると、17日午前9時の積雪は、北アルプスの西穂山荘50センチ、八方池山荘30センチ、中アルプスのホテル千畳敷50センチ、八ケ岳の黒百合ヒュッテ20センチなどだった。

 県警は来週初めに、今月14日に県警ヘリコプターで撮影した北アの白馬岳や槍ケ岳などの映像を県警ホームページで公開する予定。山岳遭難救助隊による危険箇所などの解説を添える。28日には北アなどの登山口に相談所を開設し、安全登山を呼び掛ける。

 昨季の年末年始(12月29日〜1月3日)に県内で発生した山岳遭難は、前季比2件減の6件、死者は前季と同じ1人だった。天候急変による遭難が多いといい、地域課は「ラジオなどで最新の情報を入手し、天気が崩れそうな場合は入山を控えてほしい」と呼び掛けている。

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