北陸新幹線開業を記念して行われたことしの富山マラソン=11月1日、高岡市役所前

北陸新幹線開業を記念して行われたことしの富山マラソン=11月1日、高岡市役所前

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富山マラソン、来年は10月30日 4月から募集

北日本新聞(2015年12月23日)

 11月1日に全国の約1万2千人が参加した「富山マラソン2015」の実行委員会(会長・石井知事)が22日、県民会館で開かれ、ことしの大会を総括するとともに、来年10月30日に次回大会を開催することを決めた。フルマラソンは高岡市をスタートし、射水市を経て富山市にゴールするコース、定員1万2千人、制限時間7時間など基本的な内容は変えず、4月から募集を始める。車いすレースを含めた短距離の併設レースは内容を見直す。

 大会は北陸新幹線開業を記念して初めて開催。日本陸上競技連盟の公認を受けたフルマラソンには1万797人が出場し、5キロ、3キロ、2キロ、車いす(10キロ)の併設レース1501人を合わせ1万2298人が快走した。

 会合では事務局がランナー向けサイトに寄せられた意見を報告。ランナーからは沿道の応援や素晴らしい眺め、ボランティアの対応、富山らしい食材が並んだ給食などを評価する声が目立ち、出席者からは「大成功だ」「住民の自信になった」などと継続を求める意見が相次いだ。トイレの不足、電車の混雑、長時間の交通規制の影響など改善点の指摘もあった。

 石井知事はスポーツ振興や交流人口拡大の意義を強調し「課題に目配りし、さらにいい内容になるよう努める。富山の秋の一大イベントとして全国、世界に認知される大会にしたい」と意欲をみせた。

 会合には顧問の横山栄県議会議長、水口清志高岡市議会議長、津田信人射水市議会議長、永原功新元気とやまスポーツ懇話会長、高木繁雄県商工会議所連合会長、副会長の田中一郎県生涯スポーツ協議会長、渋谷県教育長、荒井県知事政策局教育・スポーツ政策監、板倉北日本新聞社長ら約50人が出席。オブザーバーで男子優勝の藤原新選手(ミキハウス、富山市)が出席した。

 大会は実行委、富山陸上競技協会主催。県と富山、高岡、射水の沿道3市、北日本新聞社共催。

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