プラネタリウムに加え、超高解像度(8K)映像を投影できるデジタルドームシアター=22日、福井市中央1丁目

プラネタリウムに加え、超高解像度(8K)映像を投影できるデジタルドームシアター=22日、福井市中央1丁目

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福井の「顔」ハピリンが完成間近 シアターや能舞台の工事急ピッチ

福井新聞(2015年12月23日)

 来年4月28日にグランドオープンを控えた福井市のJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」の工事が急ピッチで進んでいる。日本初の超高解像度(8K)映像を投映できるドームシアターや、ホールに移設された能舞台など"県都の顔"を構成する主な設備が完成しつつある。

 22日、施設内部が報道陣に公開された。5階の市自然史博物館分館「セーレンプラネット」の目玉は、プラネタリウムや球体のスクリーンに360度全方向から映像を映し出す全天周映画が楽しめるドームシアター。内径17メートルには真っ白なスクリーンが張り巡らされた。坂靖志副館長は「ほとんど継ぎ目がない。日本トップレベルのスクリーン」と胸を張った。

 3階の多目的ホール「ハピリンホール」には、市民福祉会館から能舞台や老松が描かれた鏡板(かがみいた)を移築。もともと無かった屋根の上部は新設された。能舞台を使わない場合の間仕切り板の設置や、観客席の自動収納テストも行われ、さまざまな利用の可能性を示した。

 3階からは、屋根付き広場「ハピテラス」を見下ろすこともできる。広場は約1千平方メートルだが、3方がガラスの壁面で明るく、広々とした空間に感じさせる。

 進捗(しんちょく)率は工事費ベースで88・8%(11月末現在)。今後、内装工事が本格化する。

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