豪華な装飾が施された守山町の山車を囲み、神事に参加する同町の住民ら=高岡御車山会館

豪華な装飾が施された守山町の山車を囲み、神事に参加する同町の住民ら=高岡御車山会館

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守山町に入れ替え 高岡御車山会館展示の山車

北日本新聞(2015年12月28日)

 高岡御車山(みくるまやま)会館(高岡市守山町)に展示される国重要有形・無形民俗文化財「高岡御車山祭」の山車(やま)が27日、地元の守山町に入れ替えられた。4月に会館がオープンして以来、通町(とおりまち)、御馬出町(おんまだしまち)に続いて3番目の展示となる。

 会館は全7基の山車を4カ月ごとに交替して展示する。搬入のため、午前8時ごろから守山町の住民ら約40人が集合。雪の中、車輪が付いた「地山(じやま)」を末広町にある収蔵庫から引いて運び出した。館内で豪華な装飾の「飾り山」と組み合わせた。

 守山町の山車の最上部には鉾留(ほこどめ)の「五鈷鈴(ごこれい)」が金色に輝き、中段にはご神体の恵比須の人形が置かれた。高欄(こうらん)には龍や鳳凰(ほうおう)の金具が取り付けられた。花笠や車の後部に付ける「送り花」は今回の展示に合わせて一部新調した。

 搬入後、会館で安全祈願の神事があり、高岡関野神社の神職が山車をおはらいし、参加者が玉串をささげた。

 守山町の自治会長で高岡御車山保存会理事の中村喜進さん(73)は「1年に1度しか見られない山車を120日間も展示してもらえる。さまざまな角度から見比べてほしい」と話していた。

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