JR福井駅西口に今年3月に設置され、観光客らに人気の動く恐竜モニュメントについて福井県の西川一誠知事は28日の定例記者会見で、来年3月以降も現在の場所に置く方針を明らかにした。足跡化石のレプリカを追加して、観光スポットとしてパワーアップする。
駅西口広場の工事に伴い、1月6日から一時撤去の工事に入り、3体あるうち2体は駅東口に仮置きし、1体は倉庫に保管する。
モニュメントは「恐竜王国」の発信のため県が設置。勝山市で発掘されたフクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンを表した3体で、高さは2・5~6メートルある。観光客の撮影スポットとして人気を集めているが、当初から年内いっぱいで撤去する予定だった。再配置場所をめぐって県と福井市などが協議し、現在地での再配置を決めた。3体のうち、比較的小柄なフクイラプトル、フクイサウルスは東口の駐車場付近に仮置き。3月には3体そろって元の場所へ戻る。同時に、勝山市内で発見された恐竜足跡化石のレプリカを配置し、訪れた人の足との大きさを比べられるようにする。
モニュメントは、2018年の福井国体までは現在地に置かれ、その後の活用については、再度検討するという。