試作したメルベンのパッケージ。表(右)にはメルベンやバラのまきずしの絵を入れ、裏(左)には観光情報を印刷した

試作したメルベンのパッケージ。表(右)にはメルベンやバラのまきずしの絵を入れ、裏(左)には観光情報を印刷した

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小矢部「メルベン」の包装紙試作 裏に観光情報

北日本新聞(2015年12月29日)

 三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業で来訪者が増えている小矢部市の魅力や元気を発信しようと、市商工会女性部小矢部支部は、イベントなどで販売しているメルギューくん・メルモモちゃんのキャラクター弁当「メルベン」のパッケージを試作した。単純な包み紙とせず、裏に観光情報を載せて活用してもらえるよう工夫した。来年1月9日にアウトレットでモニタリング調査し、反応を確かめて完成させる。

 小矢部支部はアウトレット開業を見据え、食で小矢部をPRしようと2014年、地元食材を使い、メルギューくんやメルモモちゃんを描いた押しずしなどで構成したメルベンを開発。15年は市内で栽培が盛んなバラの絵柄の「バラのまきずし」も加え、販売してきた。

 パッケージの開発は、県商工会連合会の元気な商工会地域づくり支援事業を活用して進めている。メルベンの包装紙の表はメルベンやバラのまきずしの絵の総柄とし「いするぎのおっかちゃんらちこしらえた、んまそいおべんと、たべてみられ~」のメッセージを入れた。裏に「いするぎちょっこし案内」を印刷した。のし紙のように容器を包み、名刺サイズの食材紹介カードを添える。

 モニタリング調査では来場者100人にパッケージの印象や観光情報に興味を持ったかどうかなどをアンケートする。意見を参考に完成させ、来年4月から使用する。

 28日は市商工会館で舟本淳子支部長やメルベン部会のメンバーが打ち合わせた。舟本支部長は「小矢部のおっかちゃんたちが頑張ってますよとPRし、少しでも街中に興味を持ってもらえるようにしたい」と話している。(小矢部支局長・吉田博昌)

 

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