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涸沢音楽祭「一区切り」 来年から小演奏会検討

信濃毎日新聞(2015年12月30日)

 毎年夏に標高約2300メートルの北アルプス涸沢(松本市安曇)で「涸沢音楽祭」を開いている実行委員会が、同音楽祭を20回目の今夏で一区切りとし、来年以降、小規模の演奏会を開く方向で検討していることが29日、分かった。登山愛好家ら実行委員が高齢化し、大規模な音楽祭を運営する負担が増してきたため。

 音楽祭は、都内の大学のサークルによる民族音楽の演奏会を引き継ぎ、1996年に松本市民吹奏楽団の有志が演奏したのが始まり。実行委が奏者の登山を先導し、ヘリコプターも使って楽器を運んできた。2日間で日中は管楽器のテラスコンサート、夜は室内演奏がある。今夏は21人が山に関連する曲やポップス計50曲ほどを奏でた。

 来年はヘリコプターを使わず、自分で楽器を運べる木管楽器演奏者らの有志を募り、一夜の演奏会とする方向。今年は27人だった実行委の構成も見直す。実行委員長で涸沢ヒュッテ社長の山口孝さん(68)は「大自然を満喫できる涸沢にふさわしい形で再出発したい」と話している。

 実行委は今年、音楽祭を目的とした登山ツアーが企画されるなど山岳観光の振興に寄与したとして、まつもと市民祭実行委員会から商工観光功労表彰を受けた。

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