30日の県内は好天に恵まれ、県内で唯一、ゲレンデのほぼ全域で滑走できる「たいらスキー場」(南砺市梨谷・平)は約2千人の来場者でにぎわった。
暖冬による雪不足で「開店休業」状態や上部ゲレンデのみでの営業が続くスキー場が多い中、たいらスキー場は積雪約60センチで、29日から大部分で滑りが楽しめるようになった。
30日は県内外からスキーヤーが集まり、リフトには長い列ができた。石川県白山市の会社員、今本広一さん(43)は「この冬から高校1年の娘と一緒にボードをやろうと思い、インターネットで滑走可能な場所を探して来た」と言う。
富山市婦中町響の杜、保育士、新井佑佳さん(22)は「暖冬で年内の初滑りは無理かと思っていただけにうれしい」と声を弾ませた。