小松姫の関連グッズ(手前)を製作した松野さん

小松姫の関連グッズ(手前)を製作した松野さん

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小松姫グッズで松代PR 長野の市民プロジェクト製作 観光資源として活用

信濃毎日新聞(2016年1月1日)

 長野市風間の会社経営松野是邦(よしくに)さん(71)らが、松代藩真田家初代藩主真田信之(信幸)の正室、小松姫(1573~1620年)をアピールするグループ「信州真田小松姫プロジェクト」を結成し、キーホルダーなど関連グッズを製作した。10日に放送が始まるNHK大河ドラマ「真田丸」でも主要な登場人物となることを踏まえ、観光資源としてPRに力を入れ、地域活性化につなげる狙いだ。

 小松姫は徳川家康の重臣本多忠勝の娘で、家康の養女となり、信之に嫁いで真田家を支えた。同市松代町にある菩提(ぼだい)寺の大英寺に御霊屋(おたまや)(県宝、修理中)や位牌(いはい)がある。武具に身を包んだ肖像画があるのは同寺のみという。

 グッズは、小松姫の肖像画をあしらったキーホルダーやバッジ、マグネット、ストラップのほか、遺品として大英寺が所蔵する数珠や扇をモチーフにした根付けなど。同寺で祈願を受け、お守りとしての利用もPRする。ステッカーは無料で配布している。

 17日に同市松代町の真田宝物館などで始まる「体感!!戦国の絆信州松代真田大博覧会2016」の直前に、市松代支所近くにある坂口酒店の一角に販売コーナーを設ける予定だ。インターネット販売に向けてホームページ(http://komatuhime.jp)も開設した。

 松野さんは、2020年の小松姫の没後400年も視野に「小松姫はこれからクローズアップされる。松代のまちおこしのお手伝いができればいい」。プロジェクトメンバーの会社経営竹之内勇さん(61)=長野市風間=は「一過性にせず、将来にわたって観光資源として成り立たせたい」と話している。問い合わせは、第一サービス(電話026・221・2555)へ。

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