高度な技術から生み出された作品を鑑賞する来場者=2日、新潟市中央区の新潟三越

高度な技術から生み出された作品を鑑賞する来場者=2日、新潟市中央区の新潟三越

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華やか日本の技と美 新春展2会場で開幕 新潟

新潟日報(2016年1月4日)

 新潟の正月を彩る「新春展2016」(新潟日報社主催)が2日、新潟市中央区の新潟三越、新潟伊勢丹の2会場で始まった。来場者はものづくりの精神や桜をテーマにした絵画に触れ、「日本の技」をじっくりと鑑賞していた。

 新潟三越では、高度な技術を持つ現代日本作家6人の作品を集めた「神の手 ニッポン展」を開催。ビーズで織った着物や日本家屋を再現したミニチュアハウス、レースのような立体切り絵など約70点がずらり。手先の器用さや繊細な感性が際立つ作品に、来場者は目をこらして見入っていた。

 長岡市の無職、田中斌(たける)さん(77)は「すごいの一言。作るための根気もすごいし、まねできない。作業の様子を見てみたい」と感心した様子だった。

 一方、新潟伊勢丹で開幕した「サクラ、桜、さくら展」には、横山大観や上村松園ら巨匠が桜をテーマに描いた名作のほか、若手作家の作品と合わせて計50点が並んだ。

 自身も水彩画を描くという新潟市東区の無職、佐野昭助さん(75)は「桜は見方によっていろいろな表情を見せるものだと勉強になった」と話した。

 新潟三越は17日まで、一般800円、大高生300円。新潟伊勢丹は18日まで、一般千円、大高生600円。どちらも中学生以下無料。

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