高橋正樹高岡市長は５日、定例会見し、高岡の町民文化が日本遺産第１弾の一つに認定されたことをアピールし、観光客誘致につなげる日本遺産ＰＲムービーが完成したと報告した。

　ＰＲムービーは同市観光親善大使の滝田洋二郎監督（同市福岡町出身）が脚本・監督を務めた約３分間の映像で、日本遺産魅力発信事業の一環として制作した。市内の女性と結婚し、鋳物工場で働いているイスラエル出身のエラン・フィンクさん（４５）の日常生活や仕事を通じ、日本遺産を構成する文化財を中心に高岡の歴史や文化、ものづくり、食の魅力を描き出した。併せて３０秒間のＰＲ用ＣＭも作った。

　５日からインターネットの高岡観光ポータルサイト「たかおか道しるべ」で視聴できるようにしたほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」に配信した。英語、中国語にも対応している。

　ＰＲ用ＣＭは３月にかけ、関東、中部、近畿の映画館１６館で映画上映の合間に放映される。ＢＳ放送のほか、県内や長野県内でテレビコマーシャルとしても流す。