段ボールなどで甲冑作りに取り組む奉賛会メンバー=昨年12月17日夜、福井県あわら市柿原のさくらセンター

段ボールなどで甲冑作りに取り組む奉賛会メンバー=昨年12月17日夜、福井県あわら市柿原のさくらセンター

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甲冑手作り故郷・茨城に出陣へ 多賀谷左近・あわら奉賛会

福井新聞(2016年1月6日)

 故郷・下妻(しもつま)の地にいざ参らん-。福井県あわら市柿原に館を構えたとされる武将、多賀谷左近三経(たがやさこんみつつね)を顕彰する奉賛会が、ことし4月に行われる左近のふるさと茨城県下妻市の時代行列に武者姿で参加しようと、段ボールなどで甲冑(かっちゅう)制作に取り組んでいる。両市は昨年11月、左近が縁で姉妹都市を結んでおり、将来はあわら市で時代行列の実施や相互交流も視野に活動している。

 多賀谷左近三経は福井藩初代藩主・結城秀康の家老の1人。関ケ原の合戦後、主君秀康に伴い現在の下妻市から越前入りし、加賀国境の防備に当たった。

 奉賛会は左近の顕彰や同区にある墓所の管理などを目的に住民らで2013年に発足。現在は約60人が所属し、年1回の墓前祭や語り部の活動なども行っている。翌14年には、毎年4月に下妻市で行われる時代行列「多賀谷時代まつり」に初めて参加し、地元住民らと交流を深めた。

 多賀谷家の縁から相互交流や誘客につなげようと、まつりへの"出陣"を企画。市の「おもてなし向上支援補助金」を活用し、約10人が昨年10月から週2回、同区のさくらセンターで約30人分の甲冑を制作している。

 甲冑は、ざると段ボールでかぶとを作ったり、色を塗った厚紙をつなぎ合わせよろいにしたりしている。制作リーダーの永岡稔さん(71)は「アイデアを出し合いながらの作業は楽しい。立派な甲冑に仕上げたい」と話している。

 奉賛会ではことし4月の応援出陣をきっかけに、金津まつりに合わせた市内での時代行列の実施、5年ごとの時代行列への相互訪問、越前時代行列への参加なども計画している。

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