初稽古で哀調を帯びた音色と優美な所作を見せる保存会員=福島第二区公民館

初稽古で哀調を帯びた音色と優美な所作を見せる保存会員=福島第二区公民館

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おわらに向け初稽古 八尾・福島の保存会

北日本新聞(2016年1月7日)

 富山市八尾町の福島おわら保存会(宮島章司会長)は6日、同町中心部の11町内にある保存会のトップを切り、同市八尾町福島の福島第二区公民館で初稽古を行った。

 各町内にあるおわら保存会は、毎年9月1~3日に行われる「おわら風の盆」に向け、1年を通じて技術を磨いている。

 この日は、保存会員約40人が参加。五十嵐利男相談役がことしのえとの申(さる)にちなみ、「猿も木から落ちるという。もう1度原点に戻り、修練してほしい」とあいさつした。

 参加者は、五十嵐相談役の掛け声に合わせて演奏を開始。囃子(はやし)と太鼓が全体の調子を整え、三味線と胡弓(こきゅう)の哀調を帯びた音色に、歌い手が味わい深い声で唄を乗せた。途中から踊り手も加わり、優美な所作を見せた。

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