福井県坂井市の越前松島水族館で7日、今年の干支「申(さる)」にちなんだ企画展が始まった。「サル」の名前が付いたカニや、サルのような顔の魚など5種類が展示されている。31日まで。
漢字で「猿猴蟹(えんこうがに)」と書く甲長約5センチのエンコウガニは、甲羅や脚の色がサルの顔色に似た赤色で、オスのはさみがテナガザルのように長いことなどが名前の由来とされる。甲羅の色や模様がサルの顔に似ていることから名が付いた、甲長約15センチのオオエンコウガニもいる。
そのほか、顔がサルのように見えることから「モンキーフェイス」と呼ばれるダイナンギンポやフサギンポ、「シーモンキー」の別名を持つ甲殻類アルテミアも展示している。