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「大文字」立て集落の平穏願う 箕輪町で伝統行事

信濃毎日新聞(2016年1月11日)

 上伊那郡箕輪町北小河内漆戸で10日朝、「大文字(でえもんじ)」が立てられた。集落の平穏や無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る伝統行事で、住民約30人が、手製の飾りを付けた長さ10メートルほどの柱を道祖神がある辻に立てた。同町大出や伊那市西箕輪上戸(あがっと)などにも伝わり、上伊那地方の小正月の風物詩になっている。

 漆戸集落の大文字は250年ほど前に始まったとされ、町無形民俗文化財。柱に松の枝やサカキ、紙で作った花や稲穂、御幣を飾り付けて「大」の字を表し、1週間ほど立てておく。柱の先端には、太陽に見立てた赤色の丸い板を付けてある。

 住民たちはこの日、「ほら、行くぞ」などと声を掛け合い、柱を慎重に持ち上げ、道祖神脇の標柱に取り付けた。17日朝に取り外し、飾りを分けて持ち帰り、各家庭の玄関などに1年間飾って厄よけにする。

 漆戸常会長の漆戸誠さん(61)は「きれいでにぎやかな大文字になった。今年も平和であるように地域を守ってほしい」と話していた。

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