JR新潟駅の新幹線ホームに到着した現美新幹線の先頭部分=12日、新潟市中央区

JR新潟駅の新幹線ホームに到着した現美新幹線の先頭部分=12日、新潟市中央区

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アート疾走期待ヒート 「現美新幹線」お目見え 新潟駅

新潟日報(2016年1月13日)

 JR東日本は12日、車内で現代アートを鑑賞できる上越新幹線の観光列車「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」の外観を公開した。写真家蜷川実花さんが撮影した花火の写真が濃紺の車体を彩り、夜空に打ち上がる長岡花火をイメージ。今春に新潟-越後湯沢間で運行を始める。

 現美新幹線が12日午前、JR大宮駅(さいたま市)のホームに入ってくると、鉄道ファンらがカメラやスマートフォンで撮影した。午後1時半前にはJR新潟駅(新潟市中央区)に到着。新幹線ホームで父と車体を見た新発田市の乙顔(おつがお)孝喜君(3)は「いつも見る新幹線よりかっこいい。早く乗ってみたい」と話した。

 今後、新潟新幹線車両センター(新潟市東区)で芸術家の松本尚氏や石川直樹氏らの絵画や写真を車内に展示する作業などを行う。

 現美新幹線は秋田新幹線で使われていたE3系を約5億円かけて改造する。6両編成で定員は105人。臨時列車として土日祝日を中心に年間120日程度の運行を予定する。

 JR東・運輸車両部の菊地隆寛次長は「現代アートは女性ファンも多い。新潟エリアの観光を活性化できれば」と話した。

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