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荒砥城跡、観光ガイド養成へ 千曲市教委「真田丸効果」期待

信濃毎日新聞(2016年1月15日)

 千曲市教育委員会は4月、同市上山田の荒砥(あらと)城跡=写真=で観光客を案内するボランティアガイドグループをつくる。10日に始まったNHK大河ドラマ「真田丸」の影響で、戦国時代の築城とされる荒砥城跡を訪れる人が増えるとみて、観光客をもてなす狙い。2月13日から5回連続のガイド養成講座を開く計画で、参加を呼び掛けている。

 市教委歴史文化財センターによると、荒砥城は1524(大永4)年ごろ、村上一族の山田氏が築城したとされる山城。真田信繁(幸村)の祖父幸隆が村上氏の重要拠点砥石(といし)城(上田市)を攻めた際、砥石城を守っていた荒砥城主の山田国政は戦死した。

 荒砥城跡は、NHK大河ドラマ「風林火山」(2007年放送)と「江〜姫たちの戦国〜」(11年放送)のロケ地になるなど大河ドラマとの関わりが深い。例年は年間1万4千人前後が訪れるが、07年度は「風林火山」の影響で約3万6千人が訪れており、市教委は「真田丸効果」にも期待する。

 養成講座は2月13日〜3月12日の毎週土曜日に、市上山田文化会館(最終回のみ荒砥城跡)で行う。時間は各回午後1時半〜3時。市教委と県立歴史館(千曲市)の職員らが講師を務め、荒砥城と千曲市の歴史、同市周辺の観光スポットなどについて学ぶ。受講後にボランティアガイドをするか確認する。

 受講無料。事前申し込みが必要で、問い合わせは市教委歴史文化財センター(電話026・261・3210)へ。

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