住職の法話に耳を傾ける参拝者=勝興寺

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親鸞聖人の遺徳しのぶ デカローソク点火し御満座法要

北日本新聞(2016年1月15日)

 浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の遺徳をしのぶ御(ご)正(しょう)忌(き)報恩講(御満座法要)が14日、高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺(土山照慎住職)で始まった。同寺伝統の大ろうそく「デカローソク」に火がともされ、参拝者約50人は厳かに手を合わせた。

 勝興寺は浄土真宗本願寺派の寺院で、1471年に南砺市福光地域で開かれた土山御坊が始まりとされる。本願寺派が親鸞の命日とする1月16日に合わせて、毎年御満座法要を行っている。

 本堂には燭(しょく)台(だい)を含め高さ約3メートルのデカローソク2本が設置され、土山住職らが読経。覚円寺(射水市)の青木哲静住職が仏教法話を行い、参拝者は時折うなずきながら真剣に聞き入った。法話の後、全員でお経「「正(しょう)信(しん)念(ねん)仏(ぶつ)偈(げ)」」を唱和。津軽三味線と民謡のコンサートも開かれた。

 法要は16日まで行われる。15日は特製のぜんざいが100食限定で無料で振る舞われ、尺八と箏の演奏会も開かれる。15、16両日には参拝者用の食事「お斎(とき)」が用意される。

 問い合わせは同寺、電話0766(44)0037。

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