あわら市山十楽の「いちごハウス農楽里」が15日、オープンした。坂井市の園児が開園式に招かれ、イチゴ摘みを体験。真っ赤なイチゴをほおぼり、一足早い春の味覚を味わっていた。
あわら市の農業生産法人「あわら農楽ファーム」が2012年から運営している。今季は昨年10月から約千平方メートルのハウス内で、甘さと酸味のバランスがいい品種「紅ほっぺ」5400株を栽培。暖冬の影響で例年より2週間ほど早く育ち、実は小粒ながら甘みが強いという。
坂井市丸岡町のまごころ保育園の園児21人が訪れた。ファームの職員から摘み方を習い、甘い香りが広がる園内へ。園児たちは色づきのいいものや大きな実を選んで摘み取り、その場で味わうと「甘い」「おいしい」などと笑顔を見せていた。また地元菓子店の職人から指導を受け、イチゴ大福作りに挑んだ。
5月下旬ごろまでイチゴ狩りが楽しめる。営業時間は午前9時~午後4時で、火曜定休。事前予約が必要。問い合わせは同園=電話0776(63)6341。