精巧な曳山模型や歴代の法被などが並ぶ城端曳山祭今昔展

精巧な曳山模型や歴代の法被などが並ぶ城端曳山祭今昔展

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無形遺産登録へ 城端曳山祭今昔展始まる

北日本新聞(2016年1月16日)

 南砺市城端曳山(ひきやま)会館で15日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録ムードを盛り上げる企画展「城端曳山祭今昔展」が始まった。歴代の曳き手の法被や御神像の装束、現代の名工が作った曳山の模型など祭りの歴史と文化を感じさせる約120点が並ぶ。3月11日まで。

 約300年の歴史を誇る城端曳山祭は高岡御車山(みくるまやま)祭、魚津のたてもん祭りと共に全国33件の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして11月にも無形文化遺産に登録される見込み。企画展は祭りで使ってきたものを間近で見てもらい伝統継承への思いを新たにしてもらおうと、城端住民や市でつくる登録推進事業実行委員会(委員長・大西正隆城端曳山祭保存会長)が主催した。

 山町6カ町がそれぞれ趣向を凝らすそろいの法被は昭和初期から現在までの25点を並べ、東下町の曳山の御神像「大黒天」のきらびやかな装束は明治期と昭和初期にあつらえた2種類を飾った。御神像を安置する山宿をしつらえるための屏風(びょうぶ)は源氏物語が題材の江戸期の作品を展示。絢爛(けんらん)豪華さから往時の城端町人の繁栄ぶりがうかがえる。

 8分の1サイズの精巧な曳山の模型は城端塗の再興に尽力した現代の名工、岡部宇一さんの遺作。曳山に施された工芸技術の粋を凝縮しており、来場者の目を引いている。

 開会式で大西委員長、豊川覚市教委教育部長らがテープカットした。企画展は無料。2月26日、3月4、11日には、祭りで曳山と共に行列する傘鉾の修理を実演する。

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