大勢の観覧者でにぎわう真田宝物館の特別企画展=17日、長野市松代町

大勢の観覧者でにぎわう真田宝物館の特別企画展=17日、長野市松代町

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伝来の品々一堂に 松代・真田大博覧会開幕

信濃毎日新聞(2016年1月18日)

 NHK大河ドラマ「真田丸」に合わせた催し「体感!!戦国の絆 信州松代真田大博覧会2016」が17日、長野市松代町で始まった。真田宝物館では、オープニングセレモニーがあり、関係者ら30人余が参加。松代は松代藩真田家10万石の城下町だったことから、催しを通じた地域の活性化に期待を込めた。

 加藤久雄市長は「さまざまな機会を通じて松代を盛り上げていく」とあいさつ。同館の名誉館長の就任式もあり、真田家14代当主で慶応大理工学部教授の真田幸俊さん(46)=横浜市=が就いた。「木遣(きや)り松代会」による木やりの披露後、テープカットをして祝った。

 「大博覧会」は、長野市が事務局を務める実行委員会の主催で、真田宝物館や一帯の文化施設を会場に12月12日まで行われる。真田宝物館では伝来の品々を集めた特別企画展が始まり、大坂冬の陣の後に信繁(幸村)が大坂城から、不安な心情を姉に伝えた手紙などが並ぶ。

 佐久市から夫婦で訪れた由井正生(まさお)さん(63)は「信繁の人間らしさや当時の歴史が分かる」と話していた。

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