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長野・石川両県「旬の食材祭」 長野で開催、バイヤーらでにぎわう

信濃毎日新聞(2016年1月20日)

 長野、石川両県の食材を集めた「石川・長野旬の食材祭」が19日、長野市内で開かれた=写真。昨年3月の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸を踏まえて両県が初めて開催。長野の伝統野菜や石川の水産物など約20品が並び、長野県内の飲食業者のバイヤーら約50人でにぎわった。今後、石川県内でも開く方針だ。

 長野県からは流通業者や生産者団体などが参加し、ねずみ大根や松代一本ねぎ、信州サーモン、日本酒、コメなどを出品。石川県からは漁協や鮮魚店などがブリ、ズワイガニの「加能ガニ」、伝統の加賀野菜のサツマイモなどを売り込み、来場者は両県の食材を使った料理の試食も楽しんだ。

 石川県漁協(金沢市)が出品したブリは、ねずみ大根と合わせた「ブリのみぞれあえねずみ大根」として振る舞われ、試食で好評に。この日の会場となり、メニューを手掛けた長野ホテル犀北館(長野市)の桜井房男料理長は「石川には良い食材が多く、味も上品。長野の伝統野菜とのマッチングも非常に良い」と話した。

 長野市中心部にあるホテルの仕入れ担当者は、「先々(の取引)を見据えて参加した。何と言っても石川のメーンは海の幸だが、サツマイモなどの野菜も魅力的」と話していた。

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