森トラストが取得した白馬八方尾根スキー場咲花ゲレンデ北側の土地=20日、白馬村

森トラストが取得した白馬八方尾根スキー場咲花ゲレンデ北側の土地=20日、白馬村

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白馬に高級ホテル 19~22年めどに開業

信濃毎日新聞(2016年1月21日)

 不動産開発大手の森トラスト(東京)は、2019〜22年をめどに高級ホテルを開業するため、北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場近くの土地約1・4ヘクタールを20日までに取得した。スキーリゾートとして人気が高まる同村で国内外からの宿泊需要を見込み、大規模開発に乗り出す。ホテルの詳細は未定だが、外資系ホテルを誘致する構想もあるとしている。

 取得した土地は現在、原野になっており、白馬東急ホテルなどの人気ホテルやペンションが集まる和田野地区に位置する。同スキー場の咲花(さっか)ゲレンデに面し、ゲレンデと直結する建物にすることも可能だ。

 森トラストは、グループで全国の32の宿泊施設を展開。自社開発した物件に高級外資系ホテルも誘致しており、コンラッド東京(東京都港区)やウェスティンホテル仙台(仙台市)などがある。

 白馬村の新しいホテルの建物は、森トラストが建設する方針。同社は、ホテルの規模や営業形態などの詳細は検討中としており、広報担当者は「国内の旅行客だけでなく、外国人にも対応できる国際基準のサービスを提供したい」と説明している。建設に伴う地元住民への説明会開催などは未定という。

 森トラストグループは、県内で三つの宿泊施設を展開し、同村エコーランド地区では法人会員制の「ラフォーレ倶楽部(くらぶ)ホテル白馬八方」を営業。北佐久郡軽井沢町には「ラフォーレ倶楽部ホテル中軽井沢」と万平ホテルがある。

 白馬村の白馬八方尾根スキー場近くでは、村内のさくら不動産も、外国人の富裕層らに販売する狙いで高級コンドミニアム(分譲ホテル)を建設する。

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