平安末期の武将・木曽義仲と、パートナーとして共に戦った女性武将・巴御前(ともえごぜん)を顕彰する全国組織「義仲・巴ら勇士讃(たた)える会」(会長・原久仁男長野県木曽町長)は20日、義仲ゆかりの義仲(ぎちゅう)寺(大津市)などで法要を行い、南砺市舘(福光)の成政酒造が造った限定酒「巴」を奉納した。
限定酒は昨年10月、巴塚がある福光地域で開かれた「讃える会」の全国連携富山大会を記念して醸造した。
法要は約50人が出席。義仲寺にある義仲の墓と法観寺(京都市)に残る首塚に酒を奉納し、手を合わせた。全国連携富山大会の大会長を務めた巴の顕彰団体「福光ネイティブ・トラスト」の得能康生会長は「巴の名を冠した酒を造り、義仲の墓前に供えるのは念願だった。これを機に義仲・巴の大河ドラマ化へ気勢をあげていきたい」と語った。
19日には大津市内で「讃える会」の総会もあり、大河ドラマ実現に向け、近く懸賞小説の募集を始めることなどが話し合われた。