全面滑走が可能になったエリアでスキーを楽しむ小学生ら=22日、立山山麓スキー場極楽坂エリア

全面滑走が可能になったエリアでスキーを楽しむ小学生ら=22日、立山山麓スキー場極楽坂エリア

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ゲレンデにようやく歓声 各スキー場「雪よ もっと」

北日本新聞(2016年1月23日)

■一部で依然休業 関係者「雪よ もっと」

 暖冬で開業が遅れるなどした県内スキー場のほとんどが、数日前からの降雪により大部分のゲレンデで滑れるようになった。22日までに全面滑走や営業開始にこぎ着けた富山市の立山山麓と砺波市のとなみ夢の平スキー場の関係者は本格営業に安堵(あんど)しつつ、今後の天候を考えると手放しで喜べない様子。一方、黒部市の宇奈月温泉スキー場は依然休業状態で、浮かない表情だ。

 立山山麓スキー場極楽坂エリアの22日の積雪量は上部110センチ、下部30センチ。例年に比べ70~140センチ少ないものの、21日に全面で滑れるようになり、22日に全リフトを今季初めて稼働させた。この日はらいちょうバレーエリアと合わせ、県内8小学校の児童がスキー学習に訪れ、雪の感触を楽しんだ。

 スキー場は12月中旬にオープンしたものの少雪のため、人出が少なく、今月11日の県スキー選手権ジャンプ・複合は中止になった。運営する大山観光開発の岩井英雄営業課長によると、売り上げは「例年の2、3割。書き入れ時の年末年始と3連休に雪不足だったのが痛かった」。

 3月には同選手権のアルペン大回転や県民体育大会フリースタイル競技もあるが「今の積雪量では十分と言えない。3月までに環境が整うよう期待したい」と話している。

 となみ夢の平スキー場は上部70センチ、下部60センチの積雪で、22日にようやく今季の営業をスタートさせた。これまで予定されていた学校のスキー学習や主催するスキー教室も中止や延期となっていた。今後も積雪次第で休業する可能性があり、運営する五谷観光企業組合の山本和雄代表理事は「日々10センチずつでも積もってくれればいいのだが...」と安定した降雪を願う。

 一方、宇奈月温泉スキー場は昨年12月にオープン予定だったが、今季は1日も開場していない。同スキー場の索道技術管理者、古川憲一さんによると、22日の積雪量は多い所でも約60センチ。ゲレンデは圧雪してつくるため、最低でも1メートルほどの積雪が必要だという。

 今季は北陸新幹線開業で県外スキー客来訪の期待も高く、1月最終週からはイベントの予定が詰まっている。古川さんは過去に1日も営業できずにシーズンを終えた年もあったと振り返り、「なんとかイベントに間に合ってほしい」と切望している。

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