今季は、富山の冬の味覚の王者「ブリ」が不漁だ。しかし、そんな中、射水市鏡宮(新湊)の「道の駅新湊」に、本物そっくりのブリの模型が登場した。
ブリの模型は、釣りで使う疑似餌「ルアー」の製作会社の丸山達平社長(39)=射水市赤井・大島=が製作した。強化プラスチック樹脂製で長さ1・2メートル、重さ3キロ。ルアー製作の技術を生かして美しく塗装し、細かいうろこも彫った力作だ。
会場には、地元の漁師が捕ってきたアカヤガラやマトウダイ、マツカサウオなど、普段は見ることがほとんどない珍しい魚も展示し、水槽ではホテイウオが、ひれをなびかせて泳いでいた。
模型はブリの大きさをあらためて感じさせ、魚の展示は富山湾の豊かさを教えてくれた。