スクリーンに映されたご当地怪獣「デデレコデン」を紹介する田中南砺市長(左から2人目)=講談社本社

スクリーンに映されたご当地怪獣「デデレコデン」を紹介する田中南砺市長(左から2人目)=講談社本社

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ご当地怪獣「デデレコデン」PR サミットで南砺市長

北日本新聞(2016年1月25日)

 田中幹夫南砺市長は24日、東京都文京区の講談社本社で開かれた初めての全国ご当地怪獣サミットで、五箇山民謡から着想を得た南砺市の怪獣「デデレコデン」をアピールした。サミットでは、各地が連携し地方創生につなげようと「全国ご当地怪獣地域連合準備会」の発足を決めた。

 ご当地怪獣は、講談社関連会社の広告会社が企画し、全国の名所や名物にちなんだ52体を制作。企画にタイアップした六つの自治体などの首長らがサミットに出席し、怪獣の特徴や観光をPRした。

 「デデレコデン」は、五箇山民謡「こきりこ」の歌詞から名付けられ、こきりこに用いる楽器「ささら」が首としっぽに、合掌造り家屋が胴体になっている。人と自然が良い関係にあった時代はおとなしかった怪獣が、環境破壊に伴うあしきエネルギーによって、暴れだしたというストーリーを設定した。

 田中市長は「熱い思いで日本中を元気にしたい。地元への観光客誘致にも活用する」と話した。

 企業による商品開発も進んでおり、雑貨や書籍、寝具、スマートフォンアプリなどとして広く発信される。

 ご当地怪獣はこのほか、信濃川流域で出土する火焔(かえん)土器に似た「ドキラ」(新潟県魚沼市)、玉川温泉生まれで「北投石パンチ」を繰り出す「タマグラー」(秋田県仙北市)などがある。

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