小矢部市は定住促進PR用ショートムービーを初めて制作した。北陸新幹線や三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業で交流人口の拡大が期待でき、若者が定住するまちづくりを推進する。桜井森夫市長が25日の定例会見で報告した。26日から市ホームページや動画投稿サイトで公開する。
恋愛ドラマ仕立てで、タイトルは「クロスランドおやべ~ハートアイランドから始まる物語(ストーリー)~」。遠距離恋愛をする小矢部市出身の男性と高岡市出身の女性が「恋人の聖地」のあるクロスランドおやべで互いの気持ちを確認し、結婚して小矢部で暮らす未来に向かって歩き出す。「恋人の聖地」など市の魅力をPRし、男性のせりふにアウトレットができたことも入れた。前編(7分30秒)と後編(6分5秒)の2部構成で定住促進助成金についても紹介した。男性は富山市出身の俳優、内浦純一さんが演じた。事業費は制作費と放映料も含めて約590万円。
移住セミナーや観光フェアでも上映するほか、新年度からの新生活が始まる前の2月下旬から3月初旬にショートムービーを編集して制作したCMを流し、情報を発信する。市長はおやべルネサンス総合戦略で2019年度までの5カ年で200人の社会増の目標を掲げていることに触れ「若い方の定住を進めないと人口は減少していく。(ショートムービーを)活用して人口減に歯止めをかけていきたい」と話した。