寒波の到来を受け、福井県大野市の県自然保護センターが実施している「冬の野鳥レストラン」にはここ数日、餌を求めてたくさんの鳥たちがやって来ている。26日も朝から盛況で、訪れた人たちは「癒やされますね」と話しながら観察を楽しんでいた。
レストランは、野鳥を窓越しに至近距離で観察できる、同センターの恒例企画。ことしは5日に始まったものの、当初は雪がなく鳥が自然界で餌を取れる状況で閑散としていた。
1週間前からのまとまった雪で周囲の山が覆われ、レストランもにぎやかになった。26日も"常連客"のヤマガラやシジュウカラがひっきりなしに訪れ、窓の外の餌台に置かれたヒマワリの種をついばんでいた。頻繁には見られないが愛らしい姿で人気のコガラも来店。キツツキ科のコゲラやカラスの仲間のカケス、ピヨピヨと鳴くヒヨドリも見られた。
餌台の近くにマイクを仕掛けてあり、鳴き声や羽音を観察用の室内で聴くことができる。
2月28日まで。午前9時~午後5時。入館無料。月曜休館。問い合わせは同センター=電話0779(67)1655。