中央アルプス千畳敷で開いた「純白の結婚式」=2014年2月1日

中央アルプス千畳敷で開いた「純白の結婚式」=2014年2月1日

長野県 伊那路 祭り・催し

白銀の中アを愛誓う舞台に 6日「純白」に続き2組挙式

信濃毎日新聞(2016年1月28日)

 中央アルプス千畳敷(標高約2600メートル)で2月6日、恒例の「純白の結婚式」(駒ケ根観光協会主催)に続き、一般のカップル2組が挙式する。「純白」に多くの応募が寄せられるなど要望の高まりを受け、駒ケ根市のブライダル業関係の有志でつくる「駒ケ根高原『幸せの森』ブライダル協会」が初めて企画した。ロープウエーがある立地を生かし、中アでの結婚式を増やす一歩にしたい考えだ。

 「純白」は冬の中アの誘客促進を目的に毎年開き、14回目。雪を固めたチャペルの前にバージンロードをつくり、聖職者の説教やアルプホルンの演奏など大自然を生かした演出が特徴だ。今回は10組が応募し、三重県と南箕輪村のカップル2組が午前に挙式。ブライダル協会が企画した都内2組の式は午後に行う。

 「純白」は回数を重ねて知名度がアップ。「山ガール」など若い世代の山好きが増えたこともあり、地元関係者でなくても中アでの挙式を望む声が多く寄せられるようになったという。

 今回の企画を中心で進めるブライダル協会の渋谷浩之さん(45)は昨年、千畳敷で「純白」とは別の挙式を手伝った。感動して喜ぶカップルの姿に、今後も続けていく「伸びしろを感じた」と話す。

 渋谷さんは、中アで挙式するカップルに衣装や宿泊、写真撮影などで地元業者を使ってもらい、地域の産業としても発展させたいと考える。「式の着替えを済ませ、出席者を連れて高山帯に行ける場所はここしかない」。冬季以外でも、ロープウエーの混雑期を避けて挙式を企画したいとしている。

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