アーケードに設置された「0番線商店街」の看板=新潟市秋葉区

アーケードに設置された「0番線商店街」の看板=新潟市秋葉区

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0番線商店街"誕生" 「新津中央」から名称変更 鉄道のまちPR 秋葉区

新潟日報(2016年1月28日)

 新潟市秋葉区のJR新津駅に近い新津中央商店街が今月から、名称を「にいつ0番線商店街」に変更した。ホームの番線を表示する「番線記名標」を模した看板も完成し、商店街のアーケードに付けられた。アーケード街が駅のホームのような雰囲気を演出し、「鉄道のまち」をさらにアピールしている。

 鉄道を生かしたまちづくりを進めるため、商店街はこれまでにも、アーケードの柱をベージュと赤の「国鉄特急色」に塗ったり、特急列車の停車位置を示す標識をイメージした看板に店名を書いて掲げたりしてきた。

 名称変更は、全国にたくさんある「中央商店街」ではなく、鉄道のまちらしい名前にして、商店街により親しんでもらおうと考案。併せて2001年まで新津駅にあった「0番線」の名称を残そうと考えた。

 JR東日本新潟支社などによると、新津駅の0番線は磐越西線などのホームとして使われていた。0番線は駅の改築に伴い廃止されたという。

 「0番線商店街」の看板はアクリル製で、縦40センチ、横30センチ、厚さ20センチの大きさ。7個を用意し道路を挟んで両側にあるアーケードの天井付近に設置した。アンティークな雰囲気を出すため、中に電球色の発光ダイオード(LED)電球を使った。日が落ちると柔らかい光を放つ。

 商店街を歩いていた秋葉区の専門学校生、渡辺珠美さん(20)は「電気が付いて暖かい感じがしていい。これからも鉄道の町を盛り上げる取り組みをして、多くの人に来てもらいたい」と話した。

 同商店街の野本一郎理事長(60)は「商店街に立ち寄ってもらうきっかけになればいい。0番線の看板を見て、昔の新津駅を思い出してほしい」としている。

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