ドラマの登場人物や日常をスケッチした作品が並ぶ多田さんの個展=28日、福井市中央1丁目の福井新聞まんなかプラザ

ドラマの登場人物や日常をスケッチした作品が並ぶ多田さんの個展=28日、福井市中央1丁目の福井新聞まんなかプラザ

福井県 福井・永平寺

色鉛筆画家の個展 福井駅前 似顔絵コーナーも

福井新聞(2016年1月29日)

 福井市の色鉛筆画家、多田くにおさん(74)の個展が28日、福井市中央1丁目の福井新聞まんなかプラザで始まった。テレビドラマのワンシーンや食事の内容など日常をスケッチした作品約500点が並ぶ。31日まで。

 第1話から視聴し毎回スケッチしているNHK連続テレビ小説「あさが来た」の作品は、印象に残った登場人物とセリフを色鉛筆やフェルトペンで描き、人物の特徴を鋭く捉えている。

 妻が作った朝昼夜の食事の献立を描いた絵日記も展示。アルコール依存症を患い1年間書き続けた断酒絵日記では「今月も一滴も飲まなかったのは何よりもうれしい」など心境をつづっている。

 多田さんは「絵を描くことが生活リズムの一つとなっている」と話した。期間中は多田さんが来場者の似顔絵を描くコーナー(有料)もある。

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