さん俵を編み込む道又さん

さん俵を編み込む道又さん

富山県 黒部・宇奈月・新川 特産

ジャンボ西瓜に風格を さん俵作りが最盛期

北日本新聞(2016年1月29日)

 入善町特産の入善ジャンボ西瓜(すいか)に取り付ける稲わらの編み物「さん俵」作りが最盛期を迎えている。夏の収穫に向け、町内の生産農家で作業が行われており、2月中旬ごろまで続く。

 さん俵は入善ジャンボ西瓜の形に合わせた楕円(だえん)形で、大きさは縦30~35センチ、横20~25センチほど。スイカを上下から2枚で挟むように縛り付けることで傷がつくのを防ぎ、高級感を出す。農閑期の冬季に作っている。

 28日は、同町上野の道又光雄さん(85)方で作業が行われ、稲わらを専用の台に載せて丁寧に編み込んだ。道又さんは「さん俵があると、風格が出る。ことしも良い出来のジャンボ西瓜が育つように好天候になってほしい」と話していた。

 町ジャンボ西瓜生産組合は町内14の農家や法人でつくり、計4・2ヘクタールで栽培。さん俵は組合全体で約1万5千枚(約7500玉分)を作る予定。

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