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駒ケ根の景観1位は光前寺 「三十六景」市民投票結果

信濃毎日新聞(2016年1月30日)

 まちづくりに取り組む駒ケ根市民有志の「こまがね市民活動支援協会」と市は29日、市民投票で選んだ市内36の景観名所「駒ケ根三十六景」を発表した。中央アルプス千畳敷(標高約2600メートル)などの観光名所以外に地域の魅力を掘り起こし、発信しようと企画。投票総数2112票で、1744票の古刹(こさつ)・光前寺(赤穂)が1位だった。

 2位は「ふるさとの丘」(東伊那)とその周辺で1583票、3位は「花桃の里」(中沢)が1565票を集めた。結果は市報3月号に折り込む。内外に発信するため、三十六景を巡るツアーやフォトコンテスト、写生大会などを検討していく。

 市民投票は昨年12月、小学4年生以上を対象に実施。候補に挙げた46カ所から天竜川の東部と西部で各10カ所ずつを選んでもらった。お薦めの景観ポイント記入欄も設け、自宅や自分の部屋から見える景観が良い―などの回答が30ほどあったという。

 同協会副会長の倉田正清さん(61)は「住んでいる場所が素晴らしいと市民が認識している結果」。三十六景の選定や活用が、市民が景観を大事にする意識を持ち、子どもらが古里に愛着を持つきっかけになるよう期待している。

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