今年で上演250周年を迎える曳山(ひきやま)子供歌舞伎を盛り上げようと、小松市の曳山八基曳揃(ぞろ)え実行委員会は、5月のお旅まつりのメーン行事「曳山八基曳揃え」の会場に有料観覧席を設ける。県外から訪れるツアー客を原則対象とし、豪華絢爛(けんらん)な曳山を間近で鑑賞できる「特等席」を確保して誘客の呼び水とする。無料席は昨年より100席増やし、地元客も子供役者の熱演を楽しむ機会を広げる。
8町の曳山が集結する曳山八基曳揃えは、5月14日、細工町交差点で行われる。
実行委は当日、有料観覧席を50席用意し、特別な雰囲気を感じられるしつらえにする。金額は今後協議する。利用客には250周年記念グッズなどを贈ることを想定している。お旅まつりへのツアーを企画する旅行会社に有料観覧席の設置を周知し、旅行商品としての魅力を高める。