新メニューの第1弾となる山菜サンドを試食する商工会の職員=2日、魚沼市大白川

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山菜サンド食べにきて 魚沼 "王国"復活へ新メニュー キノメ+イワシ缶 コゴミ+ツナ缶

新潟日報(2016年2月3日)

 魚沼市入広瀬地区の山菜の魅力をPRしようと、入広瀬商工会は地元の山菜を使った新メニューを開発した。第1弾は山菜サンド。地元で「キノメ」と呼ばれるアケビの新芽とイワシの缶詰を合わせたものと、コゴミとツナ缶をまぜたものの2種類を用意した。同商工会は「今までにない味」と絶賛。春から入広瀬地域の飲食店や旅館で提供する予定だ。

 旧入広瀬村が主体となって1983年から「さんさい共和国」として村おこしを展開しているが、担い手や予算不足などで事業が縮小し、近年は住民有志のイベントにとどまっていた。

 そこで、同商工会が山菜の魅力を再び発信しようと昨年、住民から山菜を使った独自メニューを募集。30作品の応募の中から、評価が高かった山菜サンドを採用した。

 山菜サンドは、地場産の山菜と魚の缶詰か加工品を使うことが条件で、どの山菜を使うかなどは提供する飲食店の裁量に任せる。

 第1弾の2種類は「くせがなく、食べやすい」「手に取って食べられるので、若い世代にもアピールできる」などと好評だったが、関係者は「各施設ごとに違う山菜サンドを提供できれば、お客さんが数店舗を食べ歩くなど楽しみが広がる」と期待する。

 入広瀬商工会経営指導員の目黒大成さん(34)は「積雪が多く水がいい入広瀬の山菜は、えぐみが少なくておいしい。入広瀬といったら山菜というイメージをまた広めたい」と意欲を語った。

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