福井県池田町に伝わる保存食「ばんこもち」の形を模した菓子「ばんこチョコ」が6日から、同町のまちの駅内「こってコテいけだ」などで販売される。
同町の農家丸石純一さん(29)と、越前市のカフェ店員で同町在住の溝口香織さん(37)が共同で開発した。
ばんこチョコは円形で、直径約15センチ。町産の米や大豆のポン菓子、町産のエゴマをオーガニックチョコレートで固めた。ビターチョコレートにザクザクしたポン菓子の食感がアクセントを加えている。甘いホワイトチョコレートにヨモギを混ぜた「よもぎ味」も作った。
溝口さんは「池田の素材をぎゅっと詰め込んだお菓子ができた。一度味わって」と話していた。
ばんこチョコは800円、よもぎ味は850円で、通年販売する。また、14日のバレンタインデーまでの限定品として、ハート形のばんこチョコ(230円、よもぎ味は250円)も販売する。
福井市のベル内「こっぽい屋」でも店頭に並ぶ。問い合わせは、いけだ農村観光協会=電話0778(44)8060。